カレーが美味しいそのわけは 雅次郎
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ようやく今年初めての雅次郎さんです
今日こそ食べよう・・・
硬い決意でここに来たのは
12月に変わったというカレーを食べるため
「今度いっぺん本気でカレー作ってみよと思てるねん」
あの大将が本気で作るカレーとは?
そんな期待感が積もりに積もって
ようやくそれが実現しようとしています


待ってる間に舌鼓を打ちます
何を食べても芸が細かい
キュウリの盛りつけまで全力を注ぐ姿勢に料理人の意地を見せます

なんやかんや言ってるうちにカツカレーうどんが到着
衣サックリ、中はフンワリ きちっと押さえるべきとこは押さえています
これだけで食べても充分満足するトンカツです
けっこう分厚いし・・・
トロトロのカレーを食べると
ン? なんか違う・・・

充分な辛さは感じるものの どことなくマイルドな雰囲気がします
カレー独特の突き放したようなスパイシーさはありません
スパイスが暴れるような激しさがなくなって
調和のとれた静けさを感じるカレーですかな?
それでいて辛さはそこそこあるのだから不思議な感じがします
雅次郎独特の旨さが今までにない感じで自己主張するんです
不思議な調和に思わず箸が進みます
この店ならではの「和」のテイストでまとめ上げているのかと思ってたらそうではありませんでした
大将から謎解きを受けてビックリしたのですが
あえてここでは申し上げません
推理小説の感想ではトリックを明かさないのがルール
そんな驚愕のレシピを聞くとこの男の「本気」のレベルの高さに脱帽です
うどんに「あんなもん」を使うのは「あの店」だけだと思ってましたが
それをカレーの隠し味に用いるのか?!
アガサ・クリスティーかコナン・ドイルのミステリーに匹敵するトリックは
究極の本気か? はたまた遊び心なのか?
好き嫌いも分かれかねない個性派カレーは世間のカレー好きの評価を二分しそうな予感がします

終盤でこのテンカスがこれまたエエ仕事をします
テンカスの脂分のおかげか?さらにマイルドになりました
カレーのインパクトよりも全体の調和を追求する
雅次郎の芸の細かさは新時代のカレーうどんを生み出しました
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